日本の冬を彩る椿。春を呼び込む花、椿。
日本には4種類の原種があります。ヤブツバキ、ユキツバキ、サザンカ、ヒメサザンカ
しかし、品種となると約2400種(サザンカも含む)とも言われています。
桜と並んで、日本人がこの椿に魅了されたことが、この品種の数からよくわかります。
その一部を白鳥庭園でもお楽しみいただけるように一昨年より整備を始めました。
初秋から初春にかけて咲くさまざまな椿の開花情報をお届けします。
結実
リンゴのように見えますが、
椿の実なんです。
今年もシーズンが終わりました。
来月あたりには一番早い
西王母や炉開きが咲き始めます。
乙女椿
黄色い椿
初黄
におい椿
春風
ヤブツバキ
この椿すごいです。
一本の木から
三種類の花が咲きます。
玉の浦
しぼり西王母
花びら
ちらほら
ツバキとサザンカの違いの一つに
花の散り方があります。
これは椿は花の形そのままで散るのに対して
サザンカは花びらが一枚ずつ散ります。
花びらを花弁と呼びますが、
ツバキは合弁花類、サザンカは離弁花類
となります。
胡蝶侘助
清羽亭
一子侘助
覆輪侘助
天津乙女
寒椿(白)
カンツバキは八重咲きが特徴です。
寒椿(紅)
サザンカより少し遅れて咲き始めます。
園内見頃です。
性質で樹高が高くなるものと低い(這う)ものがあります。
白鳥庭園は樹高が低いものを植栽してあります。
水辺に植えられています。
春はサツキ、冬はカンツバキと池のほとりを彩ります。
山茶花
園内は山茶花が見頃です。
ツバキ科の仲間ですが、
サザンカは少し様子が
違っているようです。
咲いている花の特徴としては
雄しべに特徴があります。
ツバキなどは雄しべの花糸(かし)
がくっついていて筒状に対してサザンカの花糸はくっつかず離れています。また、花の散り方にも
特徴があります。ツバキは花ごとポトリと落ちますが、山茶花は花びらが一枚ずつ散ります。
ツバキもサザンカも花が散った様子も美しいと思います。
炉開き
今年もはじまりました椿だより、
やはり一番早咲きは、これ「炉開き」
お茶の炉開きの頃、咲くことからこの
名前がついた。
葉がお茶の葉によく似ているのが特徴。