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TOP >  花だより >  白鳥庭園の植物図鑑 >  名前一覧

名前一覧



ア行

青文字(アオモジ) クスノキ科 
開花時期:2月下旬~3月中下旬  花色:黄
植栽場所:正門~清羽亭までの園路
名前の由来
若い枝は青みを帯びているためです。

浅沙(アサザ) ミツガシワ科 
開花時期:5月~8月  花色:黄
植栽場所:清羽亭
名前の由来
浅い場所で育ち花を咲かせることからや、朝に花を咲かせるから。という説があります。

紫陽花(アジサイ) アジサイ科 
開花時期:5月下旬~6月下旬  花色:青、紫、白、桃
植栽場所:竹林、芝生広場、汐入の庭など
名前の由来
藍色が集まった様子を表した言葉がアジサイに変化したそうです。
アジは「集まる」の「あつ」、サイは藍色を表す「真藍(さあい)※「さ」は意味を強める接頭辞」が合わさり「集真藍(あづさあい)」。この言葉が訛ったとされています。

馬酔木 (アセビ) ツツジ科 
開花時期:2月下旬~4月上旬  花色:白、桃
植栽場所:清羽亭入口、雌滝裏の散策路、汐見四阿~游濱亭園路、尾張橋など

名前の由来
葉や茎には毒があります。馬が葉を食べると酔ったようになり、動けなくなることから名づけられました。

甘野老(アマドコロ) ユリ科 
開花時期:4月中旬~5月上旬  花色:白
植栽場所:傘亭
名前の由来
根茎の見た目がヤマイモ科のトコロに似ていて、甘みがあるためこの名前が付きました。

菖蒲(アヤメ) アヤメ科 
開花時期:4月下旬~5月中旬  花色:紫
植栽場所:芝生広場奥
名前の由来
花びらに網目模様があることからアヤメと呼ばれています。

蟻通し(アリドオシ)  アカネ科
別名:一両(イチリョウ)
開花時期:6月上旬~6月末  花色:白
実の時期:11月中旬~1月中旬
植栽場所:清羽亭露地
名前の由来
トゲがあり、そのトゲが蟻を突き通すという意味と、実が翌年まで付き続けるためという説がある。

犬サフラン ユリ科
別名:コルチカム
開花時期:9下旬月~10月中旬  花色:桃
植栽場所:梅林
名前の由来
植物には本物に似ていても役に立たないものに「イヌ」と付けることがあります。
花がサフランに似ていても食べられないのでこの名前が付きました。

空木(ウツギ) アジサイ科 
別名:卯の花(ウノハナ)
開花時期:5月上中旬~6月中旬  花色:白
植栽場所:汐入の庭付近
名前の由来
幹の中が空洞であることからこの名前が付きました。

梅 (ウメ) バラ科 
開花時期:1月~3月  花色:白、桃、赤
実の時期:5月下旬~6月中旬
植栽場所:梅林、游濱亭、徳川橋、清羽亭露地

名前の由来
「熟実(うむみ)」は梅の実が熟している様子を表しており、その音が変化したという説や、中国語名である「メイ」という読み方が日本でなまって伝わったという説があります。

野茉莉(エゴノキ) エゴノキ科 
開花時期:5月中旬~6月上旬  花色:白
実の時期:10月
植栽場所:築山
名前の由来
果皮をかじるとエグミを感じることからつきました。

海老根(エビネ) ラン科 
開花時期:4月中旬~5月上旬  花色:茶、黄
植栽場所:築山
名前の由来
地下に連なっている根茎の様子がエビのように見えるためこの名前が付きました。

大手毬(オオテマリ) スイカズラ科
別名:手毬花(テマリバナ)
開花時期:4月中旬~5月上旬  花色:白
植栽場所:汐入の庭裏の散策路
名前の由来
紫陽花によく似た手毬状の花を咲かせることから名前が付きました。

招霊木(オガタマノキ) モクレン科 
開花時期:3月上旬~3月下旬  花色:白
植栽場所:游濱亭
名前の由来
神事に利用されたことから「招霊(おきたま)」がなまったという説があります。

鬼百合(オニユリ) ユリ科 
別名:天蓋百合(テンガイユリ)
開花時期:7月下旬~8月末  花色:橙、黄
植栽場所:浮き見四阿付近の園路、汐見四阿向かいののり面
名前の由来
花が大きく、オレンジ色の花に黒い斑点がつく姿が鬼を連想したためと言われています。

女郎花(オミナエシ) スイカズラ科 
開花時期:8月中旬~10月下旬  花色:黄
植栽場所:汐見四阿向かいののり面
名前の由来
女性を意味する「おみな」と、古語の「(圧し)へし」が変化したエシを組み合わせてつけられた名前です。
「美女を圧倒する美しさ」が名前の由来という説があります。

カ行

柏葉紫陽花(カシワバアジサイ) アジサイ科 
開花時期:5月下旬~6月下旬  花色:白
植栽場所:芝生広場入口、北門、汐入の庭など
名前の由来
柏葉のような葉をつける紫陽花のためこの名前が付きました。
花弁のように見える装飾花はだんだんと赤みが差していき、6月中旬あたりになると紅く染まります。

寒菖蒲(カンアヤメ) アヤメ科 
開花時期:1月上旬~2月上旬  花色:紫
植栽場所:正門
名前の由来
寒い時期に咲く菖蒲(アヤメ)のためこの名前が付きました。

寒椿(カンツバキ) ツバキ科 
開花時期:12月~3月  花色:赤、白
植栽場所:游濱亭、築山への階段脇など
名前の由来
寒い時期に咲く椿のためこの名前が付きました。

桔梗(キキョウ) キキョウ科 
開花時期:6月上旬~8月上旬  花色:紫、白
植栽場所:正門、北門、清羽亭、芝生広場など
名前の由来
漢名の「桔梗(きっこう)」が訛ってキキョウになったとされています。

黄菖蒲(キショウブ) アヤメ科 
開花時期:5月上旬~5月下旬  花色:黄
植栽場所:芝生広場奥
名前の由来
黄色い花を咲かせるショウブのため黄菖蒲です。

狐剃刀(キツネノカミソリ) ヒガンバナ科 
開花時期:7月下旬~8月中旬  花色:橙
植栽場所:築山
名前の由来
開花後に葉が出るヒガンバナとは異なり、春ごろに葉が出て花が咲く前に消えます。
その何もない場所から現れる花と、細い葉や花弁の様子からキツネノカミソリと付けられました。

擬宝珠(ギボウシ) キジカクシ科 
開花時期:6月中旬~8月  花色:紫、白
植栽場所:芝生広場、築山
名前の由来
長く伸びる茎からぶら下がる花が、橋の欄干にある擬宝珠(ぎぼし)に似ていることから付きました。
※擬宝珠(橋の欄干の柱の上に飾りとして付ける、ネギの花の形をしたもの)

御衣黄桜(ギョイコウザクラ) バラ科 
開花時期:4月上中旬~中下旬  花色:緑
植栽場所:汐見四阿付近
名前の由来
貴族の衣服「御衣」の萌黄色に近い色のためこの名前で呼ばれています。
咲き進むと赤みが差していきます。

金木犀(キンモクセイ) モクセイ科 
開花時期:9月下旬~10月上中旬  花色:橙
植栽場所:正門~清羽亭までの園路、織田橋、游濱亭付近、浮き見四阿付近
名前の由来
ギンモクセイに対し、金色の花をつけることからこの名前が付きました。

銀木犀(ギンモクセイ) モクセイ科 
開花時期:9月下旬~10月上中旬  花色:白
植栽場所:浮き見四阿付近
名前の由来
木犀(モクセイ)は動物サイの皮膚を意味していて、樹皮がよく似ているためこの名前が付きました。

梔子(クチナシ) アカネ科 
開花時期:6月上旬~6月末  花色:白
植栽場所:築山、正門~清羽亭までの園路、尾張橋付近
名前の由来
熟しても割れない実をつけるため、「口がない」「口が開かない」という事から、クチナシと言われたとされています。

久留米躑躅(クルメツツジ) ツツジ科 
開花時期:4月中旬~5月上旬  花色:桃
植栽場所:汐入の庭裏の散策路、雌滝の付近など
名前の由来
九州の福岡県久留米にて改良された品種のためと言われています。
キリシマツツジとサタツツジの交雑種です。

黒花蝋梅(クロバナロウバイ) ロウバイ科
別名:匂い蝋梅(ニオイロウバイ) 
開花時期:4月中下旬~5月末  花色:黒
植栽場所:清羽亭露地
名前の由来
チョコレート色のような、黒みがかった花をしているためこの名前が付きました。
イチゴに似た匂いがします。

源平枝垂れ桃(ゲンペイシダレモモ) バラ科 
開花時期:3月下旬~4月上旬  花色:白、紅
植栽場所:梅林階段付近

名前の由来
源平の名前は、源氏と平氏の旗色が「白」と「赤」であることに由来しています。

河骨(コウホネ) スイレン科 
開花時期:5月中旬~8月  花色:黄
実の時期:6月下旬~8月
植栽場所:傘亭近くの渓流
名前の由来
根茎が骨のように見えるためこの名前が付いたとされています。

小梔子(コクチナシ) アカネ科 
開花時期:6月上旬~6月末  花色:白
植栽場所:正門
名前の由来
クチナシより小さな花、細かい葉を持っています。

小手毬(コデマリ) バラ科 
開花時期:4月中旬~5月上旬  花色:白
植栽場所:汐入の庭付近
名前の由来
小さな花が手毬のように集まって花を咲かせていることから付きました。

サ行

山茶花(サザンカ) ツバキ科 
開花時期:12月~3月  花色:赤
植栽場所:宮の渡し広場、園内各所
名前の由来
中国語で椿の木を「山茶」と言い、その花を「山茶花」と言っていたことが由来します。
山で自生しているその葉をお茶として使っていたことから「山茶」と呼ばれていたそうです。

皐月躑躅(サツキツツジ) ツツジ科 
開花時期:5月中旬~6月上旬  花色:赤
植栽場所:英傑島などの水辺付近
名前の由来
ヒラドツツジなどと比べ開花時期が遅く、旧暦の皐月に咲くためこの名前が付いたとされています。

更紗空木(サラサウツギ) アジサイ科 
開花時期:5月上中旬~6月上旬  花色:白、桃
植栽場所:正門~清羽亭までの園路
名前の由来
更紗(さらさ)とはインド発祥の木綿地に多色で分葉を染めた布製品の事で、
白花に桃色を染めたような色合いのためこの名前が付いたとされています。

百日紅(サルスベリ) ミソハギ科 
開花時期:7月中旬~10月中旬  花色:桃、白、赤、紫
実の時期:11月下旬~2月中旬
植栽場所:芝生広場など園内各所
名前の由来
猿でも滑るような滑らかな幹が名前の由来です。

紫紺野牡丹(シコンノボタン) ノボタン科 
開花時期:8月中旬~9月末  花色:紫
植栽場所:汐見四阿向かいののり面
名前の由来
アジア原産のノボタンより、ブラジル原産のこのノボタンの方が色が濃いことが由来しています。

芍薬(シャクヤク) ボタン科 
開花時期:4月中下旬~5月上中旬  花色:桃、白
植栽場所:清羽亭前の園路
名前の由来
しなやかで優しい姿かたちを意味する「綽約(しゃくやく)」という言葉からだと言われています。

車輪梅(シャリンバイ) バラ科 
開花時期:5月上旬~5月末  花色:白
実の時期:11月~12月
植栽場所:梅林奥、英傑島など
名前の由来
葉が枝先に車輪状に集まり、花が梅の花に似ていることからこの名前が付きました。

秋明菊(シュウメイギク) キンポウゲ科 
開花時期:9月上旬~10月  花色:白、桃
植栽場所:清羽亭、游濱亭
名前の由来
秋ごろ、キクに似た花を咲かせることからこの名前が付きました。

春蘭(シュンラン) ラン科 
開花時期:3月中旬~4月中旬  花色:緑
植栽場所:正門
名前の由来
春に咲く蘭ということから名付けられました。

鍾馗水仙(ショウキズイセン) ヒガンバナ科 
開花時期:9月下旬~10月中旬  花色:黄
植栽場所:築山階段下
名前の由来
病を払うとされる鍾馗の髭に似た花が咲くことが名前の由来とされています。

紫蘭(シラン) ラン科 
開花時期:4月下旬~5月上中旬  花色:紫、白
植栽場所:清羽亭入口、竹林、芝生広場
名前の由来
紫色の花をつける蘭のためこの名前が付きました。

白花常磐満作(シロバナトキワマンサク) マンサク科 
開花時期:4月上中旬~5月中旬  花色:白
植栽場所:正門
名前の由来
マンサクに似た白い花が咲き、常緑のためこの名前が付いています。

白山吹(シロヤマブキ) バラ科 
開花時期:4月中旬~5月上旬  花色:白
実の時期:8月
植栽場所:正門~清羽亭園路
名前の由来
山吹のような白い花を咲かせることから付けられました。

睡蓮(スイレン) スイレン科 
開花時期:5月上中旬~8月末  花色:白、黄、赤
植栽場所:宮の渡し広場(清羽亭側)、浮き見四阿など
名前の由来
朝方に開き、昼頃から眠るように花を閉じることから睡蓮と名付けられました。

芒(ススキ) イネ科 
開花時期:9月上旬~11月上中旬  花色:白
植栽場所:宮の渡し広場水辺、芝生広場奥など
名前の由来
すくすくと育つので「スクキ」と呼ばれていたのが「ススキ」になったとされています。

鈴蘭(スズラン) キジカクシ科 
開花時期:4月中旬~5月上旬  花色:白
植栽場所:芝生広場(ドウダンツツジの株元)
名前の由来
鈴のような小さな花を咲かせ、葉がランの葉のように見えるためと言われています。

栴檀(センダン) センダン科 
開花時期:5月上中旬~5月下旬  花色:紫
実の時期:10月下旬~12月中旬
植栽場所:浮き見四阿
名前の由来
秋に実が枝一面につき、落葉後も気に残る様子が数珠のように見えることから「千球(センダマ)」と呼ばれ、そこからセンダンと言われるようになったとされています。

素心蝋梅(ソシンロウバイ) ロウバイ科 
開花時期:1月中旬~2月中下旬  花色:黄
植栽場所:築山、汐見四阿向かいののり面
名前の由来
蠟細工のような艶やかな花が、梅の花に似ているためこの名前が付きました。
素心には花びらが芯まで同じ色という意味があります。

タ行

台湾杜鵑(タイワンホトトギス) ユリ科 
開花時期:10月中旬~11月上旬  花色:紫
植栽場所:宮の渡し広場 水辺付近
名前の由来
花の斑点がホトトギスという鳥のおなかの模様に似ているためこの名前が付きました。
こちらは台湾原産です。

高砂百合(タカサゴユリ) ユリ科
別名:細葉鉄砲百合(ホソバテッポウユリ) 、台湾百合(タイワンユリ)
開花時期:7月下旬~8月末  花色:白
植栽場所:芝生広場、築山など園内各所
名前の由来
台湾からの帰化植物で、高砂は沖縄方言で台湾を意味しています。

椿(ツバキ) ツバキ科 
開花時期:10月~5月  花色:赤、白、桃
実の時期:9月~10月
植栽場所:汐入の庭から北門への園路、園内各所
名前の由来
艶のある葉の木から、「艶葉木(つやはき)」と呼ばれそれが訛ったとされています。
椿には早咲き、遅咲きの品種があるため種類によって開花時期が異なります。

石蕗(ツワブキ) キク科 
開花時期:11月上旬~12月中旬  花色:黄
植栽場所:梅林、園内各所
名前の由来
光沢のある艶やかな葉で、フキのような葉の形をしているため「ツヤハブキ」と呼ばれこれが変化して「ツワブキ」になったとされています。

満天星躑躅(ドウダンツツジ) ツツジ科 
開花時期:4月上旬~5月上旬  花色:白
実の時期:月下旬~月中旬
植栽場所:芝生広場、清羽亭露地など園内各所
名前の由来
ドウダンは「灯台(とうだい)」が訛ったものとされており、
枝分かれの仕方が古い時代に使われていた結び灯台に似ている事からドウダンツツジと名付けられたとされています。

常磐山査子(トキワサンザシ) バラ科 
別名:ピラカンサ
開花時期:5月中旬~6月上旬  花色:白
実の時期:11月中旬~12月中旬
植栽場所:汐入の庭、竹林など
名前の由来
常緑のサンザシのためこの名前が付きました。

ナ行

夏水仙(ナツズイセン) ヒガンバナ科
別名:裸百合(ハダカユリ) 
開花時期:7月下旬~8月中旬  花色:桃
植栽場所:梅林
名前の由来
夏ごろに咲き、葉がスイセンのように見えるためそう呼ばれています。
また、花がユリに似ていて咲いている時期には葉が無いためハダカユリという別名があります。

南天(ナンテン) メギ科 
開花時期:6月上旬~6月末  花色:白
実の時期:11月中旬~1月中旬
植栽場所:築山など
名前の由来
葉や幹が竹に似ていることから付けられた「南天竹」が訛ったとされています。

南蛮煙管(ナンバンギセル) ハマウツボ科 
開花時期:8月中旬~9月上旬  花色:紫
植栽場所:芝生広場、清羽亭露地 ※ススキの株元
名前の由来
花の形が煙管に見えることからこの名前が付きました。

鼠黐(ネズミモチ) モクセイ科 
開花時期:6月上旬~6月末  花色:白
実の時期:11月~12月
植栽場所:梅林へ階段横
名前の由来
実がネズミの糞に見えることからこの名前が付きました。

合歓木(ネムノキ) マメ科 
開花時期:5月中下旬~6月末  花色:桃
実の時期:9月~12月
植栽場所:木曾橋、芝生広場奥
名前の由来
夜になると羽根状の形の葉が、合わさるように閉じるためこの名前が付いたとされています。

ハ行

萩(ハギ) マメ科 
開花時期:6月中旬~10月  花色:紫、白
植栽場所:清羽亭露地、園路など
名前の由来
古い株から新しい芽が伸びる様子の「生え芽(ハエキ)」が訛ってハギになったとされています。

榛(ハシバミ) カバノキ科 
開花時期:3月~4月  花色:赤
実の時期:9月~10月
植栽場所:築山への階段脇、清羽亭露地
名前の由来
葉に皺(しわ)がある実を意味する「葉皺み」からきたという説などがあります。

蓮(ハス) スイレン科 
開花時期:6月中旬~8月末  花色:桃、白
実の時期:7月~9月
植栽場所:芝生広場奥、汐入の庭など
名前の由来
水の底で伸びている根から、連なって茎が伸び花を咲かせることから「連」に草冠をつけて「蓮」とされました。

花海棠(ハナカイドウ) バラ科 
開花時期:4上旬月~4月中旬  花色:桃
植栽場所:木曾橋
名前の由来
中国の漢名「海棠」を音読みしたもので、花が美しいため花が名前の前に付きました。

花菖蒲(ハナショウブ) アヤメ科 
開花時期:5月上中旬~6月中旬  花色:青、紫、桃、白
植栽場所:汐入の庭裏など
名前の由来
菖蒲(ショウブ)の葉に似た葉を持ち、美しい花を咲かせることから花菖蒲(ハナショウブ)と呼ばれるようになりました。

花虎の尾(ハナトラノオ) シソ科 
開花時期:9月中旬~10月中旬  花色:桃
植栽場所:清羽亭~築山への階段付近
名前の由来
花穂が虎の尻尾に似ていることからこの名前が付きました。

花桃(ハナモモ) バラ科 
開花時期:3月下旬~4月上旬  花色:紅
植栽場所:梅林階段付近

名前の由来
実ではなく花を楽しむために改良された桃で、花付きが良くなっています。
桃の名前の由来は、たくさんの実がなることから「百(もも)」が果実の名前になったと言われています。

浜菊(ハマギク) キク科 
開花時期:10月~11月  花色:白
植栽場所:浮き見四阿
名前の由来
浜に生える菊のためこの名前が付きました。

浜朴(ハマボウ) アオイ科 
開花時期:7月上旬~7月下旬  花色:黄
植栽場所:尾張橋付近
名前の由来
浜辺に生えるホウノキということで名前が付いたとされています。
「ホウ」は「フヨウ」が訛ったものだと言われています。

彼岸花(ヒガンバナ) ヒガンバナ科 
開花時期:9月中旬~10月上旬  花色:赤、白
植栽場所:梅林
名前の由来
お彼岸の時期に花が咲くためこの名前が付きました。

平戸躑躅(ヒラドツツジ) ツツジ科 
開花時期:4月中旬~5月上旬  花色:赤、桃、白
植栽場所:梅林など園内各所
名前の由来
古くから九州の長崎県平戸にて栽培されていたためこの名前が付いたとされています。

一ッ葉田子(ヒトツバタゴ) モウセイ科 
別名:ナンジャモンジャ
開花時期:4月下旬~5月上旬  花色:白
実の時期:10月
植栽場所:木曽橋、雌滝付近、汐見四阿園路
名前の由来
同じモクセイ科のタゴノキとよく似ていて、葉が単葉なため1つ葉のタゴノキという意味で付けられました。

福寿草(フクジュソウ) キンポウゲ科 
開花時期:2月上旬~3月中旬  花色:黄
植栽場所:築山
名前の由来
黄金色の花が春一番に咲くため、「福告ぐ草」と江戸時代に呼ばれました。
その後、おめでたい「寿」の文字が使われるようになりました。

房咲水仙(フサザキスイセン) ヒガンバナ科 
開花時期:1月上旬~2月上中旬  花色:白
植栽場所:汐見四阿向かいののり面
名前の由来
房状になって花を咲かせることからこの名前が付いたとされています。

藤(フジ) マメ科 
開花時期:4月下旬~5月上旬  花色:青
植栽場所:芝生広場
名前の由来
フジの花びらが風に吹かれ舞い散る様子から「吹き散る」と言われたものが変化したという説があります。

藤袴(フジバカマ) キク科 
開花時期:10月上旬~11月中旬  花色:桃、白
植栽場所:梅林、芝生広場奥、汐見四阿向かいののり面
名前の由来
藤色で、一つの花の形が袴のように見えることからこの名前が付いたとされています。

宝鐸草(ホウチャクソウ) ユリ科 
開花時期:4月中旬~5月上旬  花色:緑
植栽場所:芝生広場(ドウダンツツジの株元)
名前の由来
「宝鐸(ほうちゃく)」とは、寺院や仏塔の軒に吊るす飾り鐘のことで、その鐘に花が似ていることから名付けられました。

木瓜(ボケ) バラ科 
開花時期:11月中旬~5月上旬  花色:白、赤、桃
実の時期:6月~12月
植栽場所:北門、織田橋近く、芝生広場、築山
名前の由来
実が瓜に似ていることから「木瓜」という漢字があてられ、
「もけ(もっけ)」から訛って「ボケ」に変わったという説があります。

蛍袋(ホタルブクロ) キキョウ科 
別名:釣鐘草(ツリガネソウ)
開花時期:5月中旬~6月中旬  花色:赤、白
植栽場所:築山階段麓あたり
名前の由来
子供が花の袋状の所に蛍を入れて遊んだから、釣り下がるように咲く花を提灯に見立て提灯の古語の火垂(ほたる)から名前が付いた……などの説があります。

牡丹(ボタン) ボタン科 
開花時期:4月中下旬~5月上中旬  花色:赤、桃、黄
植栽場所:清羽亭前
名前の由来
牡丹の原産国である中国では「牡」は雄を意味し、雄しべや雌しべが花弁になることから付けられたとされています。
また、「丹」は赤を意味しており、ボタンの花が赤色が基本的な色だったためです。

杜鵑(ホトトギス) ユリ科 
開花時期:10月中旬~11月上旬  花色:紫
植栽場所:築山階段、木曽橋付近
名前の由来
花の斑点がホトトギスという鳥のおなかの模様に似ているためこの名前が付きました。

マ行

満作(マンサク) マンサク科 
開花時期:2月上旬~3月上旬  花色:黄
植栽場所:汐見四阿~竹林までの園路
名前の由来
他の花に先駆け、花が「まず咲く」ためこの名前が付いたという説や、たくさん花をつける「豊年満作」の意味からきたなどの説があります。

万両(マンリョウ) サクラソウ科 
開花時期:6月上旬~6月末  花色:白
実の時期:11月中旬~1月中旬
植栽場所:築山など
名前の由来
実がたわわに実った様子を縁起のいいお金が貯まった様子を表したものです。

三椏(ミツマタ) ジンチョウゲ科 
開花時期:3月上旬~3月下旬  花色:黄、赤
植栽場所:雄滝付近
名前の由来
枝が三つ又に分かれて育つことから名づけられました。

深山樒(ミヤマシキミ) ミカン科
別名:億両(オクリョウ) 
開花時期:3月下旬~4月中旬  花色:白
実の時期:10月中旬~12月中旬
植栽場所:清羽亭前
名前の由来
葉の形や色、質感なども樒によく似ているため、シキミの名前が付いたとされています。
樒(シキミ)…仏事に広く使われ、お墓などにも備えられる植物です。
四季を通じて常に美しい緑色の葉のため、「四季美」と言われ、それがシキミと呼ばれるようになったとされています。

三つ葉躑躅(ミツバツツジ) ツツジ科 
開花時期:3月下旬~4月上中旬  花色:桃
植栽場所:築山付近
名前の由来
花が葉よりも先に咲き、花が終わってから葉が出てきます。
枝先に3枚の葉がつくことからこの名前が付きました。

ヤ行

八重紅枝垂れ桜(ヤエベニシダレザクラ) バラ科 
開花時期:3月中下旬~4月上旬  花色:桃
植栽場所:竹林~汐見四阿までの園路、芝生広場奥、北門

名前の由来
枝が枝垂れ、花が八重咲で濃い紅色をしていることが由来です。

八重山吹(ヤエヤマブキ) バラ科 
開花時期:4月中旬~5月上旬  花色:黄
植栽場所:正門から清羽亭までの園路、木曾橋
名前の由来
しなやかな枝が風に揺れる様子から「山振り(やまふり)」の字があてられ、「山吹」になったとされています。

藪柑子(ヤブコウジ) サクラソウ科 
別名:十両(ジュウリョウ)
開花時期:6月上旬~6月末  花色:桃
実の時期:11月中旬~1月中旬
植栽場所:築山
名前の由来
果実や葉が柑子に似ていて、藪の中に生えているためのこの名前が付きました。
赤い実がマンリョウやセンリョウと似ているためジュウリョウとも呼ばれています。

雪柳(ユキヤナギ) バラ科 
開花時期:3月下旬~4月上旬  花色:白
植栽場所:正門~清羽亭までの園路、芝生広場奥など

名前の由来
弧を描く枝と細い葉の雰囲気が柳に似ていることと、白い小さな花が咲き誇る姿が雪が積もったように見えることに由来します。

山柿(ヤマガキ) カキノキ科 
開花時期:4月下旬~5月末  花色:黄
実の時期:10月中旬~11月中旬
植栽場所:梅林
名前の由来
ツヤツヤした果実の「輝き」からきたという説や、赤い果実をつける木の「あかき」からきたという説があります。

山桜(ヤマザクラ) バラ科 
開花時期:3月下旬~4月上旬  花色:白
植栽場所:竹林~汐見四阿までの園路、雄滝、傘亭付近の渓流、芝生広場奥

名前の由来
日本に古くからあり、野山に咲いていることから山桜と呼ばれています。

山法師(ヤマボウシ) ミズキ科 
開花時期:5月上中旬~6月  花色:白
実の時期:9月~10月
植栽場所:汐入の庭の裏
名前の由来
4枚の白い総苞片が、白い頭巾をかぶった法師に似ていたことに由来します。
花びらのように見える部分は総苞片(そうほうへん)です。花を守る包葉のことを意味します。

ラ行

利休梅(リキュウバイ) バラ科 
和名:梅咲空木(ウメザキウツギ)
開花時期:3月下旬~4月上中旬  花色:白
植栽場所:木曽橋、雌滝、芝生広場奥
名前の由来
茶花として広く普及したから。
利休の忌日(旧暦の2月28日)に合わせ、利休忌という茶会が毎年3月27・28日に開かれその利休忌の頃に咲く梅のような花。という説があります。

琉球躑躅(リュウキュウツツジ) ツツジ科 
開花時期:4月中旬~5月上旬  花色:桃
植栽場所:浮き見四阿
名前の由来
琉球を経由して広まったからという説があります。
キシツツジとモチツツジとの交雑種、もしくはキシツツジの変種と言われています。

蝋梅(ロウバイ) ロウバイ科 
開花時期:1月中旬~2月中下旬  花色:黄
植栽場所:築山
名前の由来
蠟細工のような艶やかな花が、梅の花に似ているためこの名前が付きました。

老鴉柿(ロウヤガキ) カキノキ科 
開花時期:4月下旬~5月末  花色:黄
実の時期:10月中旬~11月中旬
植栽場所:汐入の庭の裏、築山
名前の由来
冬の間まで残った実が黒く残るので、その実の色から鴉を連想し老鴉柿となりました。

ワ行